ホワイトニングジェルとは?濃度の違いや選び方について紹介
ホームホワイトニングは、マウスピースに薬剤を塗布し、それを装着して歯を白くするやり方です。そのマウスピースにつけるのが、ホワイトニングジェルです。ホワイトニングジェルは濃度が異なり、種類によって効果や装着時間というのが変わってきます。
今回は、ホームホワイトニングジェルとは何か、そして濃度の違いや選び方について解説していきます。
ホワイトニングジェルとは
ホワイトニングジェルとは、前述した通りホームホワイトニングの時に使われる薬剤のことです。有効成分が含まれているジェルを歯に浸透させることで、歯の内部から漂白し、白い歯を取り戻すことができます。ホワイトニングジェルを使えば、毎回歯科医院に通う必要がなく、そして寝ている間に白い歯を目指していくことができます。
ホワイトニングジェルの入手方法
ホワイトニングジェルは、歯科医院で購入する方法と、ネット通販などを利用し、個人輸入して手に入れる方法があります。歯科医院に行って手に入れる方法は、その人の歯に合ったホワイトニングジェルを歯医者さんから提供してもらえるので、安心感があるでしょう。
一方、個人で入手して使用する場合は、自分で選んで使っていくことになります。タイプにより使用感や入手方法、予算などは大きく変わってくるので、ホワイトニングジェルは慎重に選ぶことが大切です。温度変化によってホワイトニングジェルの品質が低下する場合もあるので、保管方法には気をつけなければいけません。
ホワイトニングジェルの濃度の違いについて
ホワイトニングジェルは、ジェルの濃度が10%・15%・20%・35%など、様々な種類があります。濃度が高くなるほど歯を白くする効果が高まり、そして短時間で白い歯を目指すことができます。
しかし、濃度が高いほど歯に与える影響が大きくなり、使用することで歯が染みたり、痛みを感じたりする可能性が高くなってしまうでしょう。日本で入手できるホワイトニングジェルは、安全性を考慮し、濃度が10%以下のものしかありません。
それ以上の濃度のホワイトニングジェルを手に入れたい場合は、歯科医院に通ったり、海外で通販サイトで売られているものを買ったりする必要があります。
ホワイトニングジェルの選び方
安心、そして効果的に長くホワイトニングジェルを使用していくためには、選び方が重要になってきます。ここからは、ホワイトニングジェルの選び方について解説していきます。
歯を白くしたいならば高濃度のものを
ホワイトニングジェルは、高濃度のジェルを使うほど、エナメル質内部への浸透が高まります。
そのため、歯を白くする効果が高く、短期間で歯を白くしていくことが可能です。
国内認可品のホワイトニングジェルは前述した通り濃度が10%のタイプしかありませんが、歯科医院であれば20%~30%台のものを手に入れることができます。
トラブルが心配なら低濃度のものを
歯や歯茎に異常があると、ホワイトニングジェルを使用した時に痛みを感じる可能性が高くなるので注意が必要です。また、高濃度ほど薬液が内部に染みこみやすくなり、知覚過敏になってしまうリスクもアップします。冷たいものを食べた時に歯が痛むなら、濃度が低いものを選んだ方が良いでしょう。
海外のものを購入する場合は慎重に
日本と海外のホワイトニングジェルは、安全の基準が違います。海外制のホワイトニングジェルは、場合によってはよくわからない成分のものが入っている可能性のものがあるので注意が必要です。また、ホワイトニングジェルを使った漂白は定期的に行う必要があるので、ジェルの入手しやすさに気をつけましょう。
ホワイトニングジェルを入手できなくなった場合、ホワイトニングを一時停止することになってしまいます。海外通販は安く入手できることも多いですが、安全性を高めたいならば、国産のホワイトニングジェルを選んだ方が無難です。
ライフスタイルで選ぶ
ホームホワイトニングは、仕事などで日中が忙しい場合は、基本的に夜に使用することになります。歯ぎしりや噛みしめなどの癖があるならば、昼の間など、起きている間にホワイトニングするのが適しています。10%など、低濃度のホワイトニングジェルは長時間かけて白くしていく必要があるため、就寝中に使うのが望ましいです。
一方、高濃度のものは使用時間が短くて済むので、起きている間に使用するのが適しているでしょう。このように、ホワイトニングジェルはライフスタイルに合わせて選ぶのも1つの方法です。
ホワイトニングジェルを使ってホームホワイトニングをする際の注意点
自宅で気軽にできることが魅力のホームホワイトニングですが、このやり方にはいくつかの注意点があります。歯のホワイトニングに挑戦する前に、ホワイトニングジェルを使う際に気をつけることを紹介しましょう。
全て自己責任
歯科医院に通うなら別ですが、自分で商品を買ってトラブルが起きた際は、基本的に全て自己責任となってしまいます。安く販売されている海外制のものは、安全性に問題があるケースも。日本人の歯質はかなりデリケートです。
認可外のものを使用することにより、場合によっては歯に強い痛みが発生したり、歯が溶けてしまったりする危険性もあります。ホームホワイトニングで白くしたいなら、しっかりと知識を深め、ホワイトニングジェルを正しい方法で使っていくことが大切です。
ホワイトニングできない場合がある
人工歯や歯の詰め物がある場合は、ホワイトニングで白くすることはできません。また、歯周病や虫歯がある場合も、上手くホワイトニングができなくなってしまいます。虫歯治療とホワイトニングは同時に行うことは不可能です。
歯に異常がある状態でホワイトニングジェルを使用すると、大きなトラブルを引き起こす原因に。ホームホワイトニングに挑戦する時は、口の中を清潔で健康な状態にすることが大切となります。
ホームホワイトニングは繰り返し行っていく必要がある
オフィスホワイトニングは一回で完結しますが、ホームホワイトニングは毎日のホワイトニングを2週間ほど続ける必要があります。また、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは効果が永久に持続するわけではありません。
ホームホワイトニングの場合だと、持続期間は6~12か月となっており、歯の白さを保ちたいなら定期的なメンテナンスが必要です。
ホワイトニングジェルを使う時は慎重に
歯の黄ばみを解消し、驚きの白さへ導いてくれるホワイトニングジェル。しかし、ホワイトニングジェルは多種多様なものがあり、有効性や安全性、使用方法は異なってきます。濃度が濃くなると、歯にダメージが増えたり、歯が染みて痛いというトラブルも発生しやすくなります。
ホワイトニングジェルを使う場合は、細心の注意を払いながら自分に合ったものを選んでいきましょう。